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大学をネームバリューで決めて後悔した話【学びたいことが大事】

大学をネームバリューだけで決めるのは止めよう!

こんにちは。大学院での大変な研究室生活から解放されたと思った矢先、就職先でも日々大変な生活を送っている今日この頃です。


第二志望で入学した大学の興味ない学部の分野で大学院まで進学し、結局就職してからも違う分野に進んで、自分のやりたいことすら分からなくなっている状態です。


今回は、自分のような被害者を出さないようにするため、進学する大学を選ぶ際に、学部よりもネームバリューを優先してしまって後悔したことについて話していきたいと思います。


※本記事では、学部選択の大切さを説いていきますが、あくまでもある程度の偏差値以上(少なくともMarch以上)に関しての話です。また、特にやりたいことが無い人はぜひネームバリューを優先してください。

さらに、私が理系出身こともあり、文系に関しては正直どの学部も同じと言うド偏見を持っているため、文系はネームバリューの方が大事だと思っています。

大学における学部はかなり重要なのだよ。

結論から言うとやりたいことを優先にしよう

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Photo by Ann H on Pexels.com

結論から言うと、大学は自分が学びたいことが学べるところへ進むようにしましょう。


はい、とても当たり前のことを言いました。


みなさんが知っての通り、昨今の大学には多種多様な学部が存在しており、高校までの義務教育とは違って自分の興味のある学問について深く学ぶことができます。


そのため、自分の興味のある学部に行けた場合はとても充実した学生生活を送ることができますが、一方で、自分の興味のない学部に行ってしまった場合、4年間も関心のないことを学ばなくてはならなくなり、退屈な学生生活を送ることになってしまいます。


なので、大学を決める際は、もちろん大学名も大事ですが、自分の学びたいことが学べる学部を第一に選びましょう。


高校生の諸君は、適当に学部を決めないで、今のタイミングで自分が将来どうなりたいかを本気で考えてみましょう。


やりたいことを考えて、それが学べる学部はどこかをピックアップして、そこから偏差値とかネームバリューを考えるようにしましょう。

特に理系は学部が違うと丸っきり内容が変わるからね。

なぜ興味のない学部に行ってしまったのか

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Photo by Ketut Subiyanto on Pexels.com

私の第一志望の大学は、入試の際に第2志望の学部まで希望することができました(おそらく大学の偏差値を維持するために、人気のない学部を受け皿にしているため)。


そのため、多くの受験生は第二志望には一番受かりやすい生命系の学部を書いて滑り込もうとしていました。


その例に習って、私も第二志望には一番受かりやすいけど興味のない生命系の学部を希望しました。


ちなみに第一志望は情報系でした。


そして入試の結果、私は点数が悪くて第二志望の学部しか受かりませんでした。


他の大学は全部情報系で受かっていたので、大学を取るか学部を取るかで悩んだのですが、結局私は、大学のネームバリューや学費(受かった大学は国立)などの面から第一志望の大学の興味のない生命系の学部に行ってしまいました。


おそらく、ネームバリューと学部で悩むケースのほとんどは受験に失敗してどちらの大学に進学するかを悩む時だと思います。


興味があるけどネームバリューの低い大学か、興味はないけどネームバリューのある大学か…

第二志望が書ける大学なんて珍しいね。

業がつまらない...

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Photo by Magda Ehlers on Pexels.com

大学に入って感じたことは、授業がつまらないことです。


まぁ全然興味のない学部なのでつまらないのは当然なのですが、とにかく興味が湧かなかったですね(教授の授業をディスっている訳ではありません)。


生命の仕組みとか、遺伝子の話とか聞いても何が楽しいのだって感じでした(すいません)。


と言うか、大学受験で生物をやっていないのに、さらに応用の生命の話をされても良く分からないって感じでした。


ちなみに私の学部は3割くらいが第二志望での入学で、1割くらいが後期入試での入学なので半分近くが生命とかに興味なかったです。(私の代は、STAP細胞の偽装が明るみに出る前だったので、生命系の人気は以前よりはあったのですが、入学後にすぐ偽装がバレて落ち込んでいる同級生もちらほらいました。)


そのせいか、基本的にみんなやる気ない感じでした。


そのため、就職の時にはメーカーの研究職に就く人よりも、別分野のITとかベンチャー系に進む人の方が多かったです。

興味がないけど授業は難しいから付いていくのも大変だったよ。

研究室が決められない...

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Photo by Dziana Hasanbekava on Pexels.com

理系の大学生は、3~4年生の段階で、研究室に所属して研究活動を行います。


本来研究活動とは、自分の興味のある分野について昼夜没頭することができる楽しい活動のはずです。


実際、僕の周りにも研究にドはまりしてずっと研究室に住んでいる人もいました。


一方私はと言うと、授業という大枠の段階で全く興味が湧かなかったのに、それよりもさらに専門的な分野を学ぶ研究室に興味が出るわけもありませんでした。


色々と研究室を見学したのですが、それでも興味のある研究室が見つからなかったので、就活がキツイ生命系よりは潰しの効く化学のほう良いと思い、研究室の就職実績とか教授の雰囲気とかを見て、有機化学系の某研究室に行きました。


ちなみにこの選択も間違いだったなと思いました。


と言うのも、有機系の研究室は時間が掛かる作業が多いので拘束時間が長くなり、本当に興味がないとかなり苦労してしまうのです。


私のところは比較的穏やかでしたが、隣の棟の有機系研究室は不夜城状態になっていました。


おそらくどこの大学に行っても有機系は徹夜系ばかりだと思います...


有機が好きならまだしも、興味がないのに一日12時間以上も研究室にいたら頭がおかしくなりますね。


一方で、自分の興味のあることの場合、そのことに一日中没頭できるなんて楽しくて仕方がないですね。
(毎日12時間もやっていたら嫌いになるかもしれませんが...)

理系における研究室選びは、就活の企業選びくらい大切だよ。

就職は大学名よりも何をしてきたかの方が大事(理系でMarch以上の場合)

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Photo by ELEVATE on Pexels.com

これは実際に就活をして初めて気づいたのですが、あんまり大学名って関係ないです(特に理系は)。


ある程度の学歴があれば(早慶とか国公立レベル)、後は学生時代に何をやってきたかとかどんな研究をしてきたかが重要になってきます。


僕の感覚ではMarch以上ならばあんまり関係ないです。


逆に、March以下だとそもそもエントリーできない会社が多いので最低限そこのラインはクリアをしてください。


実際に、僕が現在勤めている企業でも、東大卒からMarch卒まで幅広く在籍しています。


日本人の誰もが知る超大手メーカーでも、March卒の人はちらほら確認されます。
(もちろん東大や早慶の方が多いですが、それは平均レベルの問題で、March以上ならば個人の頑張りで充分に射程圏内です。)


あと理系に関しては、学部の内容と就職先の研究がある程度合っていないと就職は難しくなります。


例えば、化学系の研究室に所属していた人が、機械系としてメーカーで研究をするのはほぼ無理です。


なので、将来こういう企業で働きたいという具体的なビジョンを持っている人は絶対にやりたいこと重視で大学を決めましょう。(もちろんある程度のレベルの大学間以上での話です。)


例えばIT系に興味のある人は、大学は情報系に進みつつ、在学中に個人的にアプリ開発とかやってれば無敵状態です。


あと、就職してからの話ですが、正直誰も大学名とか気にしないです(東大・京大は別)。
自分と同じ大学とかだと盛り上がりますが、それ以外だと出身地とかの話に繋がるくらいです。


何なら、下手に学歴があるよりMarchくらいの方が上司とかも可愛がってくれたりしてます。

もし学部を間違えてしまった人がいたら、転学を検討しよう。

最後に

最初にも言いましたが、結局は大学で何を学びたいかにフォーカスを当てることが一番大切です。


特に理系の場合は、大学で専門性を身に付けて将来社会で戦っていくことになるので、社会まで含めての40年分の重みが加わります。


ぜひとも、自分のやりたいことを大学で学んでください。


どうしても見つからないという人は、大学に在籍してから探してみてください。


大学生活は結構時間にゆとりがあるので、長期休みを活用すれば色々とチャレンジできますよ。


私の友達にも、大学を中退して医学部がある大学に入学した人や、音楽関係の学部がある大学転学した人など色々な人がいました。


皆さんが納得のできる選択ができることを祈っています。

以上、ありがとうございました!

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